4歳位からを対象とした小さな子どもたちのための新しいヴァイオリン教本です。

ほとんどの曲に、歌詞が付けられていますので、楽器で弾くだけでなく、歌ったり、体を動かしてリズムをとったり、集中力の持続が短い小さな子どもたちが、飽きることなく楽しくレッスンできるように工夫されています。そしてすべての曲が、先生のヴァイオリン伴奏でデュオ（二重奏）ができるように書かれています。
先生は、自分の楽器で子どもの伴奏をつけてあげることができ、子どもはごく簡単に書かれた自分のパートを先生の伴奏と合わせることで、ヴァイオリンを弾くよろこびや楽しさを感じることができます。また合わせながら先生の弾く音を聴くことで、子どもに自分のヴァイオリンの音へ意識を向けさせることもできるでしょう。
著者のシュタンツェライト女史は、母国ドイツに設立した音楽学校で長年小さな子どもたちを教えてこられたベテランのヴァイオリン教師で、また演奏家としてもヨーロッパで活動されています。年に一度は来日されている親日家の方でもあります。 『ヴァイオリニストのたまごたちへ』は全4巻ともう一冊、スケールを学ぶための遊び心いっぱいの教本〈音階あそび〉の計5冊から構成されています。